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カビの種類と毒性を色で見分ける

色で見分けるカビの種類

カビの種類は現在、10万とも、20万とも言われる種類が存在し、毎年新しい種類のカビが発見されています。 目に見えないカビの存在に普段は意識しませんが、私たち人間の皮膚であったり、室内ではキッチン・風呂・トイレなどの湿気が多く掃除がいきわたらない水回りのに汚れた場所に多く繁殖し、人間が生きてくうえで最も大切な空気の中にもカビの胞子や菌糸などが存在しており、生活環境の至る所にカビは生息しています。

人類が地球に誕生するはるか以前、一説には10億年以上前から地球上に生息していて、人間と共存してきたのがカビです。

色によるカビの違いについて知ることで、私たちの人体にとって「良いカビ=無毒」と「悪いカビ=有毒」を見分けることができる目安になります。

カビの種類を色で見分ける

カビの存在は目に見えないほど小さな微生物が増殖したもので、私たちがどんな種類のカビなのかを判別するには、色で見分けるしかありません。ここではカビの色による特徴の違いなどを解説します。

カビの種類と毒性

カビの種類によっては色だけで、有毒や無毒の区別がつきにくい場合もあり、日常環境の中にあふれたカビには適切な方法で対策を行う必要があります。

カビの種類①:黒カビ(学名:クラドスポリウム)

カビの種類①:黒カビ(学名:クラドスポリウム)

黒カビは室内に存在する身近で代表的なカビです。

結露しやすい窓の近くにあるカーテンや、湿気のたまりやすい押し入れ、エアコン、高温多湿な浴室等によく発生しますが、住環境の中にはいたる所に存在し空気中やハウスダストにもたくさん存在しているため、喘息やアレルギーなどの健康被害の原因になる可能性があり注意が必要です。

黒カビは頑固で生命力が強いため、いったん生えてしまうと、なかなか完全に除去することができません。

表面だけ綺麗になったように見えても、菌糸が奥深くまで根を下ろしていて、またすぐに生えてきてしまいます。

汚れやすく、湿気がたまりやすい箇所に発生しやすいので、日頃から放置をせず、こまめに湿気を拭き取る、換気扇を回すなど、掃除や換気をしてカビの発生を予防することが大事です。

黒カビ対策として漂白剤を用いる方法がありますが、取り扱いに注意が必要で、少しハードルが高く感じてしまうかもしれません。そこで市販のカビ取り剤やアルコール(エタノール)を使うのが比較的手軽で有効な対策です。

エタノールにはカビのエサになるたんぱく質を分解する効果がありますので、エサをなくした黒カビが死滅する効果が期待されます。

二大危険カビの1つ、エクソフィアラは黒カビの一種です。傷口から感染すると炎症を起こして、最悪の場合脳まで侵入し、死にいたることもあります。そのような黒カビによる最悪の事態を未然に防ぐ対策として、日ごろから換気をしたり、通気性を良くしておくことが必要不可欠となります。

カビの種類②:青カビ(学名:ペニシリウム)

カビの種類②:青カビ(学名:ペニシリウム)

抗生物質のペニシリンはこの青カビから発見されたので、正式には「ペニシリウム」と呼ばれています。

青カビ自体は有害なものと無害なものがあり、無害なものの代表としては青カビを生やしたブルーチーズが有名です。

匂いは独特の臭みがあって苦手な人は多いものの、ヨーロッパでは古くから食されてきました。

みかんやお餅、パンなどの食品に生えるあの青カビも、 健康な人体にはさほど問題ないとも言われていますが、 毒性が強いコウジカビなどのように素人では区別のしにくい、有害な物も含まれることもあり、

また、マイコトキシンというカビ毒を作り、腎臓がんや肝臓がんの原因になるものもありますから、食品の青カビは区別がつきにくいので注意が必要です。

カビの繁殖したところだけ取り除くのではなく、丸ごと捨ててしまった方が良いでしょう。

カビの種類③:赤カビ(学名:フザリウム)

カビの種類③:赤カビ(学名:フザリウム)

出典:Wikipedia

赤カビは畑などの土壌に多く生息し、特に麦やトウモロコシに寄生します。赤カビといっても、桃色、紫、薄黄色、赤など様々な色として現れます。古くなったパンやごはんなどに生えてくる赤色がかったカビも赤カビです。湿度が高い場所なら金属やプラスチックの上でも繁殖するため、エアコンのファンやフィルターなどに多く繁殖します。

赤カビはマイコトキシンという危険性の非常に高いカビ毒をつくり、赤カビに汚染された食べ物を食べると、嘔吐や下痢などの食中毒症状や、免疫機能の低下を引き起こします。

マイコトキシンの一種であるアフラトキシンは、天然の物質としては現在知られている中で最も発がん性の高いものです。

青カビの生えた食べ物は食べても問題ない場合がありますが、赤カビの生えた食べ物は絶対に食べないようにしましょう。

お風呂でよく見るあのピンク汚れは赤カビじゃない!?

誰もが一度は見たことがある、お風呂の床や排水溝の近くに発生するあのピンク汚れは、赤カビではなく「ロドトルラ」という赤色をした酵母の仲間です。湿気を好み、皮脂や石鹸のカスを栄養にして繁殖するのはカビと同じですが、カビと違い、掃除をすれば簡単に落とすことができます。

また、このピンク汚れを増殖させない為にも、浴室の使用後は放置せず、すぐにお風呂掃除を行い、最後に水を掛け、浴槽・浴室の温度を下げる、換気扇を回し湿気を排除する。水分を拭き取り、良く乾燥させるなど高温多湿を避けるだけで、効果があります。

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